素材について

Water Hyacinthウォーターヒヤシンス
池などの流れの少ない水面に浮かんで生育する水草。
葉は水面から立ち上がる。
葉そのものは丸っぽく、艶がある。変わった特徴は、葉柄が膨らんで浮き袋のようになることで、浮き袋の半ばまでが水の中にある。
茎はごく短く、葉はロゼット状につく。
つまり、タンポポのような草が根元まで水に浸かっている形である。
水中には根が伸びる。
根はひげ根状のものがバラバラと水中に広がり、それぞれの根からはたくさんの根毛が出るので、試験管洗いのブラシのようである。
これは重りとして機能して、浮袋状の葉柄など空隙に富んだ水上部とバランスを取って水面での姿勢を保っている。
葉は水面から立ち上がる。
葉そのものは丸っぽく、艶がある。変わった特徴は、葉柄が膨らんで浮き袋のようになることで、浮き袋の半ばまでが水の中にある。
茎はごく短く、葉はロゼット状につく。
つまり、タンポポのような草が根元まで水に浸かっている形である。
水中には根が伸びる。
根はひげ根状のものがバラバラと水中に広がり、それぞれの根からはたくさんの根毛が出るので、試験管洗いのブラシのようである。
これは重りとして機能して、浮袋状の葉柄など空隙に富んだ水上部とバランスを取って水面での姿勢を保っている。

Acaciaアカシア
マメ科アカシア属の樹木の総称。
日本で一般にアカシアとよぶのは本属とは別で、ハリエンジュ属Robiniaのニセアカシアのことをさす。
本属はオーストラリアに多く、アフリカ、アラビア、アメリカなどの熱帯、亜熱帯に約650種分布する。
常緑樹で、葉は互生し、小葉の小さい2回羽状複葉の葉をもつか、または、葉柄が平たく変形した仮葉が単葉状になる。
花は小球形の頭状に集まり総状花序をなす。
花弁は小さく、花弁よりはるかに長い雄しべが多数あって目だつ。
果実はさやになり、数珠(じゅず)状または円筒状。

Coconut椰子の木
ココヤシ亜科は約660種、アレカ亜科はヤシ全体の半数約1400種、トウ亜科は約700種で、この3グループはヤシの大部分を含める大群族である。
原産は南はニュージーランド、北はヨーロッパにかけて南緯・北緯ともほぼ40度、分布は南緯43度、北緯47度に拡大し、全世界の熱帯、亜熱帯、温帯に自生し、緯度は海流、海抜、気象などの条件で一定しない。 ヤシの種類は中南米にもっとも多く、ブラジルが最大で、全品種3300余種のほぼ半数は南北アメリカ大陸に発生している。
土質は弱酸性が多く、サンゴ礁とか乾燥帯にはアルカリ性の産地もある。ニッパヤシ、ココヤシ、オウギヤシをはじめとする葉は屋根材、壁材、団扇(うちわ)、帽子、籠(かご)、紙の代用、工芸品など利用は広い。

Ikatイカット
糸で括り染色してから織っていく絣(かすり)織物のことをいう。
元々は、マレー語で「くくる」「しばる」などを意味し、狭義ではインドネシアやマレーシアの絣(かすり)織物をいうが、広義では絣織物全体をさす世界共通語として使われている。
インドネシアでは、島ごとに各々固有のモチーフのイカットがあるといわれている。加寿利、飛白、纃などの字に書く事もあるが、現在では「絣」をあてるのが普通である。
この絣とは、模様がかすったようになることからつけられたという説と、琉球(りゅうきゅう)絣をカシィリィということから、これが語源であるとする説とがあるが、まだいずれとも確言しうるに至っていない。 欧文表記としてはインドネシア語のイカットikatをそのままあてている。

Sea Grassシーグラス
タイで「トゥーイパナン」「トゥーイタレー」と呼ばれる植物。
タイ南部の海岸沿いの砂地に生殖するこの植物は、乾燥させると柔らかく編むのにとても適した素材になり、タイ南部の特に女性たちの手仕事として受け継がれてきた。
葦「アシ」などに比べ手触りがとても良く、柔らかで、簡単な手入れをすれば長い期間使用できる。また染色がしやすいのでカラーが豊富なことも商品化するにあたっての大変な魅力となっている。
近年、欧米や日本などでも自然(ナチュラル)素材商品への関心が高まり、このブームの流れからひとつの素材として定着しつつある。
バック、サンダル、クッションカバー、ティッシュケースなどの室内インテリア商品の素材としても幅広く商品化することが可能。

Synthetic Leather人造皮革・人工皮革
ポリ塩化ビニルレザーの改良品として高級化されたものである。
織布または不織布の表面層の材料によってポリウレタン系、ポリアミド系およびポリアミノ酸系に大別され、もっとも多いのはポリウレタン系である。製造方法は、雛(ひな)型紙上にポリウレタン溶液を塗布し、乾燥させたあとにさらに必要に応じて発泡剤を添加したポリウレタン溶液を塗布し、加熱発泡させたのち、ふたたびポリウレタン溶液を加えてサンドイッチ構造をつくりあげる。
その後、織布または不織布上に先のウレタン層を接着し、雛型紙を剥離(はくり)して表面仕上げをする。
発泡製品と乾式製品とがある。なお、天然皮革代替品として人工皮革が最近急速に進歩している。

Hibiscussハイビスカス
アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属の低木の総称。学名はヒビスカスといい、普通はハイビスカスという。
世界の熱帯、亜熱帯、温帯地方に広く分布し、約200種あり、食用、繊維用、観賞用などとして栽培されている。
園芸上でいうハイビスカスは、ブッソウゲ(仏桑華)H. rosa-sinensis L.のほか数種と、これらの複雑な交配により育成された多数の品種をさす。
花色や花形が豊富で、白、桃、紫紅、赤、橙(だいだい)、黄色のものや、一重咲き、八重咲きがあり、花径が10〜25センチメートルに及ぶものもある。

Banana Leafバナナリーフ
アメ色にいぶされたバナナの葉を乾燥させ、編み込んだもので、存在感のある人気の天然素材。リゾートの雰囲気が感じられるバナナリーフだが、ラタンに比べるとササクレが出易い素材なので、よく擦れる部分は要注意。
味のある素材でボリューム感を演出したい向け。
同じ芭蕉科に属するアバカと同じく軽くて強靭で耐湿力がある素材。
結果すると擬茎は枯れ、新しい擬茎が育つ。
一般に根粒菌をもち、やせ地でもよく育ち、日本でも数種が観賞用に暖地で栽培されている。
種子は堅いので熱湯処理すると発芽しやすい。

Pallas Stoneパラスストーン
インドネシア産の白い砂岩。道路や塀、高級なモノは石造に使用されている。
バリ島ではバスルームの床に敷いたり、プールに多く使用されるグリーンやブルーの色が綺麗な石が採取されている。
バリ産とジャワ産の2種類が主流だが、バリ産はグレー味が強く、ジャワ産は生成りからベージュのような色合いなので、インテリア雑貨にはジャワ産のものが好まれている。

Mahoganyマボガニー
樹高20-45m、直径2mまで生長する。葉は長さ10-30cmの羽状で、5-10cmの小葉3-6枚からなる。現在では材木用に世界中の熱帯域で植林が行われている。
丈夫で加工しやすく、特に心材は赤みをもった美しい光沢を示すことから、高級家具やギター用の木材として人気がある。
このため原産地では乱伐が進んでおり、現在では全ての種がワシントン条約によって取引が制限されている。 心材は濃赤褐色、堅くて重く、強い。
磨くと美しい光沢が出るので、家具材や室内装飾材として優れ、古くからヨーロッパに輸出された。成長が速く、種子の生産がよいため、各地で造林され、並木や庭園樹とされる。

Teaksチーク材
クマツヅラ科の落葉高木。高さ25〜30メートル、径約3メートルに達する。葉は短い柄があって互生し、倒卵形、全縁、長さ30〜60センチメートル。インドからマレー半島にかけての地域原産である。
材は切り出した直後は黄色だが、年月の経過とともに暗褐色となる。
材質は非常に堅強で、一度乾燥した材は伸縮したり、反ったり、割れたりすることがない。
耐久力に富むうえに加工しやすく、東南アジア産の有用材として、ラワンとともにもっとも利用が多い。
フナクイムシやシロアリの害を受けにくく、船舶用材として最良のものとされる。
ほかに、家具、建築、土木、彫刻用材とされる。

Marble Stoneマーブル石
大理石。おはじきの石。主に住宅用の建築材料として知られているが、広い意味で言えばカルサイト(方解石)。
石灰岩が高温の熱によって再結晶(変成)した小さな方解石が集まってマーブルになる。 装飾用建材あるいは彫刻用材料などに用いられる石灰岩は、再結晶する・しないにかかわらず大理石とよばれる。
大理石は色や模様がいろいろで、きめが細かく、研磨すると美しい光沢をもつという性質があり、硬度も低く加工して利用しやすい。
石灰岩ではないが、暗緑色の地に白色の方解石の脈が網目状に発達した蛇紋岩(蛇灰岩)も大理石とよばれることがある。
平行な縞(しま)模様が発達し、淡褐色・多孔質のものはトラバーチンとよばれ、装飾用建材として多量に使用されている。

